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統合失調症は幻覚や妄想といった症状が有名な病気です。大人特有の病気と思われがちですが、子供でも統合失調症になる可能性があります。症状や原因を知っていきましょう!

 

子供は大人と違って自分から強く症状を訴えたりできませんよね。そのため、周りの大人たちが子供の統合失調症に気づけないことが多いんです。

 

統合失調症は決して珍しい病気ではありません。「おかしいな?」と思ったら、症状をよく観察して子供が統合失調症になっていないかどうか、見てあげて下さいね。

 

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統合失調症の症状が子供にも出るって本当?原因は?

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統合失調症の症状は大人だけではありません。子供にも起きます。

 

原因に関しては、やはり明らかにはなっていないのですね。統合失調症の原因は完全に解明されていないため「○○が原因です!」とは断言できません。もっとも有力な説は体質とストレスの両方が原因となって統合失調症の症状が起こる、というものです。

 

もともと弱い体質のところに、過剰なストレスが撃ち込まれると統合失調症の症状が出てくると考えられています。弱点を突かれるイメージと言えばわかりやすいでしょうか?誰でも弱点を突かれれば普通より何倍も大きなダメージを受けますよね。

 

体質というのは両親から遺伝した体の構造や、もともと持っているもしくはなんらかの理由で起きた脳のトラブル、それから性格などです。真面目、内気、完璧主義、責任感が強い性格の人は統合失調症になりやすいと言われています。

 

参考:統合失調症の原因は親にもある?正しい対応の仕方とは?

 

では次に、子供が感じる“ストレス”とはなんなのか。

 

真っ先に考えられるのが環境の変化です。入学や卒業、子供によってはクラス替えもストレスになることがあるでしょう。両親の離婚、引っ越し、転校も子供にとっては結構なストレスですね。さらに学校内での人間関係、勉強に対する極度なプレッシャーもストレスになる可能性があります。

 

統合失調症の症状、子供の場合はどんな感じ?

統合失調症の症状は子供の場合だとどうなるのか。大人と同じように、症状は「陽性」と「陰性」に分かれていますが、症状の出方が少し違ってきます。

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大人はいきなり統合失調症になると、急に症状が出てくるんですね。子供ですと、突然症状が出ることはほとんどないんです。統合失調症が少しずつ進んでいくので最初のうちは症状があまり目立ちません。

 

子供の統合失調症で真っ先に見受けられるのが“不登校”。次に“問題行動”です。不登校や問題行動が1~3ヵ月と、数ヵ月にわたって続くため素行が悪いと勘違いされがち。子供によってはうつ状態になることもあります。

 

不登校、問題行動、うつ。これらの症状が出てきたら統合失調症を疑い始めても良いでしょう。

 

次に注目したいのが“チック症”です。統合失調症になった子供の初期症状にはチック症も含まれています。チック症では、頻繁にまばたきをしたり首を振ったり、ジャンプをしたり口の周りを舐めたりと非常に落ち着きのない症状が現れます。

 

行動以外では声に異常が出てくることもありますね。奇声を発する、妙にせきばらいをする、言葉づかいがおかしくなる、などです。

 

治療せず放置していると、こういった症状がしばらく続き、統合失調症の症状がよりひどくなっていきます。ひどくなると子供特有の症状がなくなって、大人と同じように幻覚や幻聴といった症状が現れるようになるんですね。

 

防ぎたい!守ってあげたい!どうすれば良い?

統合失調症の症状から子供を守るためにはどうすれば良いか。

 

まずはストレスが溜まらないよう環境に気をつけてあげましょう。子供の話はよく聞いて学校生活にも気を配って下さいね。特に進学や進級など環境が大きく変化するタイミングはストレスを受けやすいので注意が必要です。

 

子供の場合、7歳を過ぎると統合失調症になる可能性が出てきます。もし統合失調症のような症状が子供に見受けられたら早めに病院を受診して治療を始めましょう。統合失調症は精神的な病気ですので精神科を受診するのがベストです。

 

参考:統合失調症の症状がおきるそれぞれの原因は何?

 

他にもなにかの病気を患っているなら、いろいろな科のある総合病院が理想的ですね。その場合は精神科のある総合病院を選びます。今はインターネットで検索すれば総合病院の診療科がわかるので、事前に調べておくと良いでしょう。

 

まとめ

統合失調症の症状は子供でも同じなんですね。

 

大人と初期症状が違うため気づきにくいので、お母さんやお父さんが様子をよく観察してあげて下さい。不登校や問題行動だけではわかりづらいと感じるなら、チック症がないか日頃の行動をよく見ておきましょう。

 

もしも統合失調症になってしまった場合は焦らずゆっくりと治療を進めることが大切です。何事も焦りすぎは良くありませんし、プレッシャーは本人のストレスになります。

 

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